看護師の転職で、離職票は原則として必要ありません。次の勤務先が決まっていて、退職後すぐに働き始める場合は、離職票を転職先へ提出する手続きは通常ありません。
ただし、退職後に雇用保険の基本手当(失業給付)を受ける場合や、転職先が決まっておらずハローワークで手続きをする場合は、離職票が必要です。退職後の予定によって、受け取るべきかを判断しましょう。
看護師の転職で離職票が必要になるケース
離職票が必要になる主なケースは、退職後にハローワークで失業給付の手続きをする場合です。離職票は、退職したことや退職前の賃金、離職理由などを確認するための書類です。
- 退職後、すぐに次の勤務先が決まっていない
- 転職先で働き始めるまでに期間が空く
- 雇用保険の基本手当を受給したい
- 転職活動中で、ハローワークを利用する
この場合は、退職した勤務先から離職票を受け取り、住所地を管轄するハローワークで受給手続きを行います。基本手当には受給要件があるため、離職票があれば必ず給付を受けられるわけではありません。
次の病院や施設が決まっている場合は、離職票を提出しなくてよい
退職後すぐに別の病院、クリニック、介護施設などで働き始める場合、離職票は通常、転職先への提出書類には含まれません。転職先が雇用保険の加入手続きを行う際も、離職票ではなく、雇用保険被保険者番号などを使って手続きすることがあります。
ただし、転職先から指定された書類がある場合は、その案内を確認してください。必要書類は勤務先の手続き方法によって異なり、離職票以外に、雇用保険被保険者証、基礎年金番号が分かる書類、源泉徴収票などの提出を求められることがあります。
離職票と雇用保険被保険者証は別の書類
離職票と雇用保険被保険者証は、目的が異なります。名前が似ているため、転職時に混同しないよう注意しましょう。
| 書類 | 主な目的 | 転職時の扱い |
|---|---|---|
| 離職票 | 退職したことや離職理由、賃金などを確認し、失業給付の手続きをする | 次の勤務先が決まっている場合は、通常提出しない |
| 雇用保険被保険者証 | 雇用保険の被保険者番号を確認する | 転職先から提出や番号の申告を求められることがある |
雇用保険被保険者証を紛失していても、勤務先やハローワークで番号を確認できる場合があります。離職票が必要かどうかとは別に、転職先から指定された書類を確認しておきましょう。
退職後すぐに働かないなら、離職票を受け取っておく
退職後に少し休む、転職先を探す、入職日まで期間が空く場合は、離職票を受け取っておくと、必要になったときに手続きを進めやすくなります。
退職時点では受給手続きをする予定がなくても、転職活動が長引くなど、後から失業給付を申請する可能性があります。離職票が必要になりそうなら、退職する勤務先に発行を希望することを伝えましょう。
離職票が届かない場合
離職票の発行や交付に時間がかかる場合は、まず退職した勤務先に、離職票の手続き状況と発送時期を確認します。それでも対応状況が分からない場合は、住所地を管轄するハローワークに相談してください。
離職票が届いていないことだけで、離職票が発行されていない、または失業給付を受けられないと決まるわけではありません。退職日や勤務先とのやり取りが分かる資料を用意して相談すると、確認が進みやすくなります。
看護師が転職時に確認する書類
看護師の転職では、離職票だけでなく、次の書類も確認しておくと手続きの漏れを防げます。
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 健康保険資格喪失証明書
- 年金手帳や基礎年金番号が分かる書類
- 退職証明書
このうち、源泉徴収票は転職先で年末調整をする際に必要になることがあります。また、退職後すぐに健康保険へ切り替える場合は、健康保険資格喪失証明書を求められることがあります。
必要書類は、転職先の入職時期や手続き方法、退職後の健康保険の選択によって変わります。離職票だけを準備すればよいとは限らないため、転職先の担当者に提出書類を確認してください。
離職票が必要か判断する方法
離職票が必要かは、退職後の予定で判断できます。次の順番で確認しましょう。
- 退職後すぐに働き始めるか、入職まで期間が空くかを確認する
- 期間が空く場合は、失業給付の手続きをする予定があるか考える
- 手続きをする予定がある場合は、退職する勤務先に離職票の発行を依頼する
- 次の勤務先が決まっている場合は、転職先に離職票以外の提出書類を確認する
すぐに転職するなら離職票は通常不要、失業給付を申請するなら必要と覚えておくと判断しやすくなります。迷う場合は、退職前に現在の勤務先と転職先、必要に応じてハローワークへ確認しましょう。







